注文住宅を検討中の方は、新しい家の間取りについていろいろと検討しているのではないでしょうか。特に家族が一番長い時間を過ごすリビングは、どんな間取りにしようかと気になるところですね。もう現在は、 LDK、いわゆるリビングダイニングキッチンはほとんど当たり前になってきています。
昔の家はダイニングとリビングが分かれていてさらにお客様を招く和室が別にある家が多かったですよね。しかし、最近では、モデルハウスなどを見に行っても、リビングダイニングの一角にタタミコーナーがある家をよく見かけます。
本格的に仕切られた和室ではなく、リビングと一体化している形です。多くの場合余剰半から6畳位までの畳コーナーを設けている家が多いです。この畳コーナーの用途ですが、大変便利です。どんなことに使うかと言うと、まず、お客様が来られた時に、畳コーナーに通すことができます。
やはり畳の方が、落ち着いた感じが出ます。しかもこの畳コーナーは普段は開けっ放しにしておいて、締め切ることもできるように、設計されています。だからその部分だけを閉め切って使うことができるので、お客様の宿泊にも使えます。
それに普段は開けっ放しにしておくことで、リビングを開放的に広く見せることができます。
さらに、畳コーナーはとても便利です。小さい子供がお昼寝をするときに、いちいち寝室へ連れて行くのは大変です。ベッドのある別の部屋へ連れて行って、目を離すのも心配ですよね。でも、畳コーナーがあればそこへ寝転ぶことができるので、家事をしながらお昼寝している子供を見守ることができます。
しかも畳はフローリングに比べて柔らかいので、子供が歩き回ったりするのにも安心です。子供が小さいうちはおもちゃなどを置いて、そこで遊ばせておくことができます。子供が居る家では端午の節句や、ひな祭りなどで五月人形や雛人形を飾ることがありますね。
最近の家には、床の間がないことが多いので、この畳コーナーに小さな床の間を設けると、飾ることができます。床の間は、子供が大きくなった後は、仏壇を入れたりすることもできるので、無駄にならずに活用可能です。
和室コーナーは、リビングと一続きではなく、小上がりにすることもできます。つまり、リビングの床から30センチから40センチ高くして作ることもできます。こうすることでの利点は、畳コーナーの下に収納の引き出しを作ることができるということです。
リビングは家族が集まる場所なので細々としたものが散らかりやすいところです。しかし、収納が多ければ多いほど、普段きれいに片付けておくことができるので、畳コーナーの収納は便利です。さらに多くの人と食事をするときにこの畳コーナーは便利です。
どうしてかというとダイニングには、椅子がついています。大抵の場合、椅子は家族分しか用意しないでしょう。お客様がこられて家族の人数より多くなった時、別の椅子を出してくる必要があります。ですが、畳コーナーでは座卓を囲んで何人でも座ることが可能です。
もっと多い人数の場合でも、ダイニングと座卓に分かれて食事をすることができます。色々な便利な使い方ができる和室をリビングの一角に設けてはどうでしょうか。