初めての畳張り替えも安心!和室マスター直人のノウハウblog

自然の素材を使ったり風通しが良い

2017年08月21日

最近の夏は暑いを通り越して猛暑になっています。夏日は25度以上なのでかなり涼しそうです。真夏日になると30度以上で夏の北海道などになるでしょう。35度以上は猛暑日と言われ、最近の夏ではごく当たり前になっています。

さらに酷暑と表現することもあります。では昔はもっと涼しかったのかです。江戸時代などは今とは大きく環境が異なります。ビルなどもありませんし、アスファルトもありません。自然が非常に多い状態でした。ですから、街中で見られるようなヒートアイランド現象などはありませんでした。

でもそれなりに暑かったとされています。それは、日本家屋を見ればわかるとされています。最近の住宅はあまり窓がなく、壁などには断熱材がきっちり使われています。冷暖房はエアコンによって行うので、いかにエアコンで調節した室内を維持するかを考えて作られています。

江戸時代などはもちろんエアコンがありませんでした。夏は暑く冬は寒い日本ですが、重視されたのは暑さ対策とされています。いかに暑い夏に涼しくなるように住宅を作るかに重点が置かれていました。もちろん江戸時代の部屋といえば和室になるので、まさに涼しい環境を作る要素が詰まっているといえるでしょう。

理由の一つとしては、自然の素材を多用していることでしょう。柱などは木が主に使われていて、壁なども自然のものが使われることが多いです。床には畳が敷かれています。自然の素材は、伐採などをしてもそれなりに環境に合わせた調節をしてくれます。

湿度が高い時は湿気を吸い取り、湿度が低い時は水分を放出してくれます。夏は湿度が高くて蒸し暑いですが、自然の素材によって湿度が軽減されるようになっています。温度が同じでも、湿度が低ければ体感温度は涼しくなります。

暑いところから畳の部屋に入るとひんやり感じるのは、そレが理由にあるのでしょう。風通しを考慮して設計されていることが多いのも理由でしょう。洋室といえば開き戸が一般的です。エアコンで部屋の温度を調節するとき、閉めることで完全に部屋の向こうの影響を遮断することができます。

閉めればもちろん風通しなどは悪くなります。和室で使われているのは引き戸です。開き戸に比べると余裕があるため、ある程度の風通しが期待できます。引き戸だと、すべて開ける状態の他、半分ぐらい開けておくなどもできます。

窓と扉を開ければそれで風の通り道ができるので、涼しく感じられるようになります。

メニュー

アーカイブ