子供が独立してそれまで寝室として使っていた部屋が余ってしまったり、住む人が高齢になってきたので寝起きしやすいベッドが設置できるように、和室を洋室に変更するリフォームが増えています。リフォームの種類には部屋全体を洋室にする工事の他に、畳をフローリングやカーペットに変更する工事、天井土壁をクロスなどに張り替える工事、ドアの取り替えやクローゼットなどの造り付け工事などの部分工事があります。
和室を洋室に変更するケースでよく見られるのがリビングと和室の内装を一体化する工事です。床や壁などの一部を変更してみても洋室らしくなりますが、全体を洋室に変更する事で使い勝手が良くなるばかりか、見栄えの良さもグンと上がるというのが理由にあるからです。
一方で木や畳の香りに包まれ、座ってくつろぐ昔ながらの伝統的なスタイルを好む方も多くいます。畳や襖、障子の張替え、壁の塗り替えなど、長年使ってきて傷んできた場所を補修する簡単な工事の他に、畳床暖房や床下収納などの最新設備を取り入れる工事も増えています。
それまであった押し入れを撤去して壁面収納を取り入れる工事も人気があります。壁面収納のメリットは壁面を使って効率良く数多くのモノを収納出来るという事にあります。部屋を広く見せたいのであればなるべく家具類は置かないのがコツと言われています。
タンスや戸棚を置く代わりに壁面収納にすればモノが外から見えず、すがすがしいスッキリとした印象を与えてくれます。